ラブホテルに行った話

ツレとラブホテルへ行った時の話である。

そもそも私とツレはあまりラブホには行かないが、その日は遠出をしたのでラブホに泊まることになった。余談だが、ラブホはとてもコスパが良い。低価格にも関わらず、コンタクトレンズセット、乳液や化粧水などのアメニティの揃い具合が素晴らしい。風呂もテレビもデカくて、更にカラオケもついている。しかもメンバーになってしまえば、学食レベルの料理が100円で出てくるなんてこともある。友人とは泊まりづらいところだが、恋人となら学生にはもってこいのホテルだと言える。

話は戻って、とある田舎のラブホに泊まった。この値段で部屋も風呂も広く、非の打ち所がないと言いたいところだが、潔癖な私にとっては誰が何を触った分からない手で掴んだドアノブやリモコンが恐怖でしかない。その点だけラブホの残念なところである。

ところで、せっかくのホテルだが私は生理が終わったか終わってないかだった。多分終わったと思うけど、ひょっとしたら終わってないかもしれないという微妙な時期であった。男性には分からないであろうが、女子には生理かどうか微妙な日というのがあり、たまたまその日がソレになってしまった。

しかし、事情により、私のために遠出をしてホテルに泊まってくれたのと、最近私が不機嫌だったりして久しくしていなかったのもあって、せっかく泊まるのに何もしないのは、恋人として申し訳ない気がした。

しかし、生理が終わってるか終わってないかの日に出し入れをするのもどうかと思い、かなり葛藤した。しかし申し訳なさが勝り、話し合った結果、風呂場でしようということになった。

それなら、万一出し入れの際に何かあっても、シャワーで流すことが出来る。ベットを汚すよりかはましなので、風呂場ならと私も乗り気になった。

しかし、早速問題が発生した。風呂場でどうやってするかだ。なかなか難しい気がした。立ちながらするのもあるが、残念ながら私達はそこまで器用ではない。仕方がないので、いつも通り寝転んでしようとしたが、相手は床である。ベットではなく、水たまりのごとく濡れた床なのだ。当たり前だが、寝転ぶとかなり冷えた。

そこで、バスタオルを敷くことにした。そこまでして行為をしたいのか、もはや意地でしたいのかはもはやわからないが、とりあえずやってみるだけやってみればいい。私は2枚あるバスタオルのうち、1枚を取って風呂場へ戻った。

バスタオルをそのまま敷くよりは濡らすとより良いだろうと思い、持ってきたバスタオルにシャワーをかけてひたひたに濡らした。さて、バスタオルを敷きましょうと広げたところ、なんと持ってきたのはバスタオルではなく、バスローブだった。

突然のバスローブの登場に「え!?」などとすら言わず、とにかく大爆笑だった。2人の笑い声がホテルの無駄に広すぎる風呂場に響き渡った。バスタオルを濡らしたつもりが、バスローブをびしょびしょに濡らしてしまうという間抜けな行為に、2人とも笑うしかなかった。

結局、バスローブを濡らしてしまったショックで向こうの息子はガン萎えし、結局することは無かったのである。

 

 

ところで半年後に国試を控えている身なので、ブログは月に1回書くか書かないか、当分お休みしようと思います

また会う日までさようなら〜〜